CEOメッセージ
CEO Message

オンコリスバイオファーマは2004年3月の創業以来、腫瘍溶解ウイルスと抗ウイルス薬の研究開発を手掛ける「ウイルス創薬」バイオ企業として活動してきました。2026年6月、がん細胞のテロメラーゼ活性によって特異的に増殖する腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」(OBP-301)は、食道がんに対する世界初の局所治療薬として厚生労働省の通常承認を受けることができました。根治手術や放射線化学療法の対象とならないような食道がん患者にとって、新しい治療の選択肢を提供できることになったことは、当社が掲げた医療イノベーションへの大きな礎となりました。今後もテロメライシンの効能追加を行い、直腸下部や肛門がん患者の人工肛門増設をなくす治療体系を作り、更に、喉頭・咽頭がんにおいて声帯を残せるようながん治療を目指してゆきたいと考えています。
さらに、当社はより強力にがん細胞を破壊できる腫瘍溶解ウイルスOBP-702の開発に着手し、これまでに有効な治療薬がなかった膵臓がんなどの難治性腫瘍に対してチャレンジしてゆきたいと考えています。
また、米国トランスポゾン社に導出したHIV逆転写酵素阻害剤OBP-601は、当初抗エイズ薬として開発が進められてきましたが、その後の研究で難治性神経疾患への応用が明らかとなり、中枢神経のLINE-1阻害剤としての有効性が示され、各種神経疾患に対する臨床試験が米国を中心に進められています。
オンコリスバイオファーマは、これからもがん治療領域でのUnmet Medical Needs(満たされていない医療需要)に応えるため、大企業が着手しない、あるいは大企業が着手できないがん疾患に対してたゆまない努力を続けてゆきたいと考えています。
