パイプライン

OBP-2001

新型コロナウイルスに特異的な治療薬を開発

概要

新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2001は、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスであるSARS-CoV-2を強く阻害する化合物です。
2006年に鹿児島大学と共同研究契約を締結し、創薬研究を進めてきました。その結果、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスであるSARS-CoV-2に対して強い増殖抑制効果を有する化合物群を特定しました。さらに、特定された化合物は、承認済みの新型コロナウイルス感染症治療薬レムデシビル(ギリアド社)と同等以上の活性を示すことが、同じ実験系での比較実験において確認されました。
世界各国では、早期実用化を目指して様々な種類のワクチンが開発されておりますが、SARS-CoV-2は容易に突然変異することや、同じRNAウイルスに対するHIVワクチン開発の歴史から推察しても、早期に臨床適応となる可能性は低く、世界的なパンデミックをワクチンのみで抑えることは難しいと当社は考えています。
今後、OBP-2001を先行化合物として開発を進めると共に、OBP-2001を改良した『バックアップ化合物』の探索も進め、SARS-CoV-2の増殖を完全に抑え込む治療薬の開発を目指してゆきます。

対象疾患

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

開発の状況

前臨床試験の段階です。
進捗に関しては、「パイプラインの概要:パイプラインの進捗一覧 」をご参照ください。
開発進捗に関する詳細は、決算短信に記載の「研究開発活動 」をご参照ください。

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